top of page

​新型コロナウイルス経口治療薬「ラゲブリオ」

当院では、新型コロナウイルスの経口治療薬「ラブゲリオ」が処方可能です。ただし処方対象患者が限られており、ある一定の基準。

《投与対象患者》

①以下の重症化リスク因子を有するもの

・61歳以上

・ 活動性の癌(免疫抑制剤または高い死亡率を伴わない癌は除く)

・慢性腎臓病

・慢性閉塞性肺疾患

・肥満(BMI30Kg/m2以上)

・重篤な心疾患(心不全、冠動脈疾患、心筋症)

・糖尿病

・ダウン症

・脳神経疾患(多発性硬化症、ハンチントン病、重症筋無力症など)

・コントロール不良のHIV感染症及びAIDS

・肝硬変などの重度の肝疾患

​・臓器移植、骨髄移植。幹細胞移植後

​    ※60歳以下でも以上の重症化リスクがあれば該当となる。

②重症度の高い中等症Ⅱ以上の症例に対する安全性・有効性は認められていないため、軽症〜中等症Ⅰと診断されているもの

 

※なお、中等症ⅡとはSpO293%以下での呼吸不全を伴う症例であり酸素投与が必要な状態をいう。

ラゲブリオ.jpeg

《用法・用量》

通常、18歳以上の患者にはモルヌピラビルとして

1回800mgを1日2回 5日間

​経口投与する。

・SARS-CoV-2による感染症の症状が発現してから速やかに投与を開始する。(5日以内)

妊婦または妊娠している可能性のある女性には投与禁忌

​・授乳婦に対しては、治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮した上で検討すること。

bottom of page